前回の話>>浮気男は開きなおる。そして初めての過呼吸【スケボー女子編２】
スケボー女子との浮気が発覚し、「もう彼女とは会わない｣と言った夫。
その次の日、一通のメールが届いた。
それは、私が夫の携帯を預かっている間に仕込んでおいた『メール転送機能』だ。
同じように浮気夫を持つ友人から教えてもらった技で、
夫が受信したメールを、送信者にも夫にも気付かれることなく
私にも届くように設定しておいたものだ。
※これは当時のみ使えた機能で、きっとアウトですので真似しないでください…(*´-`)
昼間はメルマガが届いたぐらいで、気になるメールは来なかった。
そして夕方、仕事が終わった夫から電話がきた。
「実家に借りてたものを返してから帰る」と。
あやしいと思うことは特になかったが、何にせよ夫のことは信用できない。
私は「早く帰ってきてね。」と強く言った。
そして、
その数分後・・・
「まもなく着きます♡」
と、
葉月から夫へのメールが転送されてきたのだ
あ〜・・・
あ〜あ。
今から会うんだ・・・・・。
そうか・・・
会うんだったら・・・・
邪魔してやる！！！！！
私は、夫に
「いまどこ？本当に実家？早く帰ってきて。」と、何回も電話をした。
夫は「わかった」と言って、なかなか帰ってこなかった。
泣きながら10分おきに電話した。
そんなことを繰り返し、家にいるのも落ち着かず、息子と一緒にアパートの玄関を出た。
よちよち歩きの息子と手を繋ぎ、少し離れたところにある夫の駐車場まで歩き、
夫が帰って来るのを待った。
最初の電話から2時間ほどたったころ、あきれ顔で夫が帰ってきた。
息子は何も分からずにいたが、私たちが立って待っているのを見て、彼は何も思わなかったのだろうか・・・。
浮気する人間には、パートナーに対する良心と言うものが無いのだろうか・・・
帰宅した夫を問い詰め、初めは「会っていない」と嘘をついていたが、結局は会ったことを認めた。
「もう会えないと言うために会っていた。」と言う。
「もう会えない」は会わなくても伝えられるでしょうが・・・！！！
何時間も話し合い、「会わない約束は絶対に守って。」と言い、その日の話は終わった。
次の日。
私の携帯が止まった。
我々は貧乏夫婦のため、しょっちゅう携帯が止まり、給料日を待って支払いをすることが多かった。
夫が帰宅するなり「お前！俺のメール転送してただろ！」とキレた。
私へ転送されたメールが、携帯が止まったために、
私のアドレス入りで葉月にエラーで戻っていったらしい。
あ〜、しくじった〜。
「そんな事するお前が信じられない。彼女がすごくおびえている。」
と、責められた。
まぁ…今思えばよくない技だとは思う。
けどさ、おびえてるとか被害者面か！？この泥棒ネコーーーーー！！！
夫は、私に対し不快感でいっぱい。
もう憎々しい目つきでしか私を見ない。
私も浮気をした彼に対し同じ気持ち。
話し合いは到底ムリ、お互いを責めあう日々が続いた。
夫のお母さんを入れて話し合ったり、友人に仲裁に入ってもらったりしたが、
夫は私を罵ることしかせず、私だって折れる理由がない。
解決は絶望的だった。
ここまで来たら離婚するしかないかと思いはじめた。
毎日・・・目覚めた瞬間から涙が止まらない。苦しい・・
「つらい。。誰か、助けて・・・」
ずっと心の中で叫び続けた。
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